代表挨拶
菓匠Shimizuは戦後間もない昭和22年、
「喜正堂」として誕生しました
清水正人・泰子によってこの伊那市に創業、そして、父紀光と母令子がそれを受け継ぎ、「清水製菓」~「菓匠しみず」と屋号を変えながら、伊那市で初めて生クリームを使用したケーキの製造販売店舗となったり、長野県内で初めてコンピュータ制御オーブンを導入したり、他にはない菓子製造の技術革新をしてきました。その中で、本当にたくさんの心あるお客様に恵まれてたくさんの「信」と「愛」を頂戴して参りました。そして、私が両親から引き継ぎ、今日「菓匠Shimizu」として、創業75年以上の時を迎えることができております。本当にありがとうございます。
亡祖母から教わった
変わらなければならないことと決して変わってはならないもの
現在では、全国の小中学校や児童養護施設、企業や行政などでの「夢ケーキ」活動をはじめ、お菓子と料理とお酒のフルコースを振る舞う「スイーツ晩餐会」、海外のカカオ豆の収穫、発酵、焙煎、調合などを一貫して自社で行う「Bean to Bar Chocolate」の製造、今ここでしか食べることのできない「Monthly Special Cake」など、菓匠Shimizuにしかできない価値を追求しております。ここ最近では、インターネットオンラインお菓子教室「Home Pastry」、そして有益なお菓子創りの情報を発信するYouTubeチャンネルも開設し、常に最先端の質の高いサービスで、新しい楽しみをお客様に提供する幸せを感じております。今後は、ベーカリーショップやチョコレートファクトリーなど、伊那から世界へ発信するブランドを構築し、伊那の誇りとなれるよう、夢に向かって精進して参ります。
時代の流れの様々な事由により、私たちは今、大きな変化を求められています。しかしながら、大切なことは、〈変わらなければならないこと〉と〈決して変わってはならないもの〉をしっかりと理解することです。テクノロジーや技術の進化と共に、様々な〈手段〉は変わり続けるべきです。しかし、〈目的〉は変わってはならないと信じています。何のために働くのか。何のために菓子を創るのか。何のために商売をするのか。それは、亡祖母晴子から教わったことに私の答えがあります。
働くことは傍を楽にすること
【働くことは傍を楽にすること】人様の喜びを創り続けることが真の喜びである。
傍とは、自分の身近な存在のことです。家族やスタッフ、お取引業者様、地元のお客様方。まずは自分の身近な人の喜びや楽しみを創っていくことこそが働く意味だと感じています。
その変わらない想いを胸に刻み、一時代を創る菓子屋としての役割を果たして参ります。「新しい生活様式」とは人から与えられるものではなく、自らが創り出すものです。私たち菓匠Shimizuにしか創造することのできない「独自化」と「独創的価値」をこれからもスタッフと共に全力で追究して参ります。